2011年1月5日水曜日

Ostional / Arribada オスティオナル国立野生生物保護区 / アリバダ

※年末年始休暇中につき、San José情報はお休み。国内の他名所や国立公園をご紹介しています。

太平洋岸に面するニコヤ半島に、Ostional オスティオナル国立野生生物保護区という場所があります。ここでは Arribada アリバダと呼ばれるヒメウミガメの大産卵現象を見ることができます。下弦の月の頃、と言われていますが、これがなかなか見ることができません。カメさんたちは、私たちの都合では出てきてくれません。「いつ来るのか教えてくれたら良いのに・・・」と、おもわず思ってしまいます。

[豆知識] Arribada アリバダ:
「アリバダとは3日間に何千頭というカメが、産卵の為に僅か900mの海岸に押し寄せてくる現象。この珍しい現象は世界で6か所確認されおり、その中で最も大規模なのがコスタリカのオスティオナルと言われている。昼間から数百頭、数千頭のカメが海から上がり競うように産卵を行う。アリバダは規模は、8月から11月までの4か月間が大きく、その他の月は規模が小さいと言われている。アリバダが発生する可能性が高いのは下弦の月の前後7日。その14日間に発生する可能性が高い。」

私は幸い2010年12月上旬、このArribada アリバダに遭遇することができました。地面の温度が低い方が産卵に適しているとのことで、主に夜8時半ごろから早朝にかけて集中的に見られます。しかし夜は月明かりも弱く、星空の下、ガサガサ動いているのは分かるのですが、はっきり見ることができません。そこで狙いは午前4時半ごろの夜明け前から海岸に待機して、朝日と共に見えて来るタイミングです。当然、異常に虫にやられます。夜明けとともに見えてくるカメ・カメ・カメ・カメ・カメ・・・、・・・。圧巻。こんなに居たの?道理で何かふんづけたり、ぶつかったりしていたわけだ。これはRola ローラ という種類のカメで、全長80cm程度。以前ご紹介したトルトゥゲーロ国立公園で見られる2m超のBaulaとは異なる種です。

Arribada情報:Nicoyapeninsula.com Webサイト

▼San Joséからの行き方 ※2011年1月現在
Nosaraまで小型機(Nature Air 片道111.00$/ Sansa 片道111.00$)またはバス行き、NosaraからOstional海岸までタクシーでザブザブと川を3本渡って15分。なおこのルートは、雨季(5-10月)は川増水のため不可。
 バス停(parada):Calles 14, Ave. 3. Empresa Alfaro
 出発時刻:5:30am 、 帰りの現地出発時刻:2:45pm
 San Joséからの距離:**Km 、 所要時間:片道6時間
 運賃:往復4,075₡(8.15$、660円程) 、 バスが出る曜日:毎日