2011年11月25日金曜日

Feria de la Navidad 2011 クリスマスフェリア2011のご案内

コスタリカ在住、または訪問中の皆様へ

サンホセ市役所女性課から連絡を受けましたので、ご案内致します。下記の通り、女性課主催恒例のクリスマスフェリアを開催致します。お近くにいらっしゃる方は、是非足をお運びくださいませ。12月のSan Joséは寒い季節ですが、フェリアは楽しいですよ♪
そして参加した皆様、ご意見・ご感想聞かせて下さい。私も行きたいです。

▼Feria de la Navidad 2011 クリスマスフェリア2011
日にち: 2011年12月2日(金)、3日(土)
時間: 午前10時~午後6時頃まで
場所: Parque Central en San José
主催: サンホセ市役所女性課 PAEMプロジェクト
協賛: Banco Popular   (※毎年8月の実施FeriaはBanco Nacionalの協賛)

出店予定数: 60~70店舗 =60~70名の女性、ひとり1店舗づつ個別の商品にて出店
商品内容: 全て手作り  Echo a Mano 世界でたった1つの商品です
・アクセサリー類 (ネックレス、ピアス、指輪 等)
・雑貨       (キーホルダー、携帯ストラップ 等)
・子ども用品   (乳児服、幼児服、ベッドリネン 等)
・衣類       (セーター、大きなサイズの洋服 等)
・手芸品      (バッグ、トイレ雑貨、タオル 等)
・化粧品      (クリーム、リップ、石鹸、エステ用品 等)
・食品       (ケーキ、パン 等) ←保健衛生の免状関係で少しです


▼参考:以前の掲載記事より
彼女たちの手作り商品サンプル 思っていらっしゃるより、ずっと商品の質は高いです。
2011年8月に実施した母の日フェリア結果報告 かなり売り上げてます。

2011年11月20日日曜日

Mujeres Microempresarias "Yukari"

久しぶりの投稿です。皆様、お元気ですか?

さて2011年8月、PAEMプロジェクトでは初の卒業生14名を、サンホセ市役所女性課から送り出すことができました。その卒業式の様子は、以前こちらのブログでご紹介した通りです。

本日はその後日談をお伝えします。

実は9月4日の定例会、つまり私のデスペ(さよなら会)の時に、私もうっかり涙を誘われてしまった場面がありました。なんとその卒業生14名で、 Mujeres Microempresarias Asociación "Yukari" 、直訳すると、女性零細起業家組合 "Yukari" という協同組合を立ち上げた、と言うのです。女性課課長たちは皆知っていたのだけれど、デスペまで隠しておいたのだよ、と笑いながら言われました。何より、私の起業家精神・チャレンジ精神を引き継ごうと、その組合は "Yukari" と名付けた、と。・・・これには、流石の私もやられました。(後から、「本当はもっと泣かせたかった、もっと泣く予定だったのに!」と悔しながらに言われたけれど。)

その彼女たちから、本日11月20日、日本へメールが届きました。いよいよ登記が終わったとのことで、それぞれの役職が決まったのでそのリストを送ります、と。卒業式後も毎月1度、市役所の会議室を借りて定期的に会議を行っていて、現在、自分達の商品が常設販売できるよう様々なところと掛け合っているそうです。頑張ってるなぁ~!

私は女性の経済自立支援、しいては、日本で10年間の若者たちの自立支援の仕事をして参りましたが、こういう時に、やっていて良かったな、と痛感します。どっちが応援されているのやら、と思う気持ち。本当に、たくさんの勇気と元気をもらいます。こうやって、世界中でみんなで支え合い、励まし合うような輪が広がって行ったら良いのになぁ・・・、というのが、私のささやかな願いです。

私も、負けずにがんばるからね!(って、まずはこの原稿、書き終えなくちゃ。。)

Presidenta(代表) Cecilia Gomezさん
Vicepresidenta(副代表) Guiselle Fonsecaさん
Secretaria(秘書) Katia Jimenezさん
Tesorera 1(経理1) Margarita Schumamさん
Tesorera 2(経理2) Guisela Moriceさん
Vocal 1(理事1) Yamileth Picadoさん
Vocal 2(理事2) Isabel Taleroさん
Fiscal(監査) Vilma Cruzさん

※こちらが、デスペの時に贈って頂いた、感謝の気持ちを表してくれた協同組合名入りの手作りの木製ボード。秘書Katiaさんの商品(作品)です。ちなみに、私はMBAは持っていません、Mscですね。

2011年9月12日月曜日

Las capacitaciones 3 経済自立のための研修3

Las capacitaciones 2 経済自立のための研修2、の続き。
本日は2)の価値クラスを見てみましょう。

1)ビジネスクラス        Curso de Negocio
2)価値クラス          Curso de Valoes
3)お金との付き合い方クラス Curso de Finanzas Sanas
4)自尊心クラス         Curso de Auto Estima
5)法人登記・税金のワークショップ Taller de Registro de Negocios

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価値クラスとは、責任感・素直さ・自律(ディシプリン)等と呼ばれる、ビジネスを行う際に身につけておく必要のある、最低限のエチケットや姿勢を学ぶクラスです。日本ではこのようなことは、比較的言葉を介してというより、家庭や学校などでの人との関わりを通じて学ぶこと、とされていて、「教室の中で学ぶもの」とは考えられていないように思います。しかしここコスタリカでは、これらも立派な”学ぶこと”とされています。むしろ、言語化してしっかり伝えて行く必要がある、と考えられているようです。

この Curso de Valores を、5つの研修の1つとして入れた理由。それは、以前書いた「Caso Karla Karlaさんのケース」が事の発端でした。この問題が起きた時に、私はどう解決すれば良いかを考えていて、Foro de Empresarias Profesionales de Costa Rica 代表のNoeria氏に相談をしました。すると、「対象女性たち(シングルマザー、教育レベルの低い人たち、貧困層の女性たち)には、Curso de Valores は必須。必ず実施しなさい。」とアドバイスをもらいました。最初に聞いた時は私も「それは一体何??」状態だったのですが、その中身を具体的に教えてもらい、実際にその内容を実現できる講師(NGO)を探して来て、組み込みました。

このクラスは、自立支援という仕事において必ず発生するジレンマを解決するための、1つの重要なポイントだと私は考えています。”何かをしてもらうこと”に慣れ過ぎてしまうと、”してもらって当たり前”という感覚が、誰の中にも芽生えます。これは、途上国・中進国に対する開発支援業界に限った話ではなく、日本全国各所で行われている自立支援の場、ソーシャルビジネスと言われる場において良く見られる現象だと思います。提供すること・支援すること(「してあげること」)に価値を置き、そこに予算を組んでいる人たち・組織・国が存在している以上、その予算は消化する必要があり、結果的に受益者側(”してもらう側”)が「じゃあ、して下さい。もらってあげます。」と考えてしまう面が発生する。本来のビジネスであれば Give and Take であるべきことが、支援の場では、とかく、Give and More more more... になりがちです。

でも、それでは困る。何分、ここは支援は支援でも「自立支援」なのですから、自分の足で立って歩いて行ってもらわなくてはいけません。支援してもらいっぱなし、では困るし、して当たり前、では支援する側もゲンナリしてしまいます。では、それをどう防いでいくのか。

1)どこでその支援が終了するのかを、前もって定義し、受益者に明確に伝えておく。
=支援内容をプログラム化して明確にしておく →3本柱、入会から卒業までの8つのプロセス

2)「してもらった」ら、そこには必ず何かしらの責任が発生しているという事実を、提供する側(してあげる側)が受益者側(してもらう側)に理解させていく。
=何かを受け取る「責任」とは何か?を考えさせる。 →これが、Curso de Valores です。

ビジネスの場においては、タダは存在しない。タダより高いものはない、とも言いますから。(見ず知らずの支援を受けてしまったら、本当は大変なんですよね。)

問題は、その責任はどうやったら果たせるのか?を、各自が考えて行動する必要がある。ここに、この難しさがあるのだと思います。「無償でしてもらったことに対して、自分なりの恩返しをしていく」ということ。どれだけ善意に基づいた場においても、です。結局問われるのは、受けた側の”人間性”ということになって来ます、・・・難しい。しかも、支援を受ける側は、支援が必要なくらい、余裕がない状態の人たちなのですから。

つまるところ、この場における責任の果たし方は、「自分の足で立っている姿をしっかり見せ、”してくれた人”に「もうあなたは必要でなくなりました。ありがとう!」と安心させること」でしょう。この話は『自立と依存』という話に拡大していくので、また後日。


ということで、Curso de Varoles を2011年5月下旬に実施しました。このクラス、女性たちにも大変好評でした。私も参加させて頂いたのですが、とても勉強になりました。実施内容は以下。

▼Curso de Valores 価値クラス 16時間

1日目:5月23日(月) 午後1時~5時 4時間
Mujer Plena y Trabajo 1 満たされている女性と仕事1

2日目:5月24日(火) 午後1時~5時 4時間
Mujer Plena y Trabajo 2 満たされている女性と仕事2

3日目:5月26日(木) 午後1時~5時 4時間
El Foda personal  - Entendiendo mi presente - 自身の存在を理解する

4日目:5月27日(金) 午後1時~5時 4時間
Disciplina y Respeto ¿Cómo desarrollarlos? 自律と尊敬 ~どう開発していくか?

見るからに立派な内容。私には難しすぎるスペイン語の単語オンパレードに、四苦八苦。でも終わってみて、日本でもこういうクラスがあったら良いのにな、と素直に思いました。こういう人間の本質に関わるテーマをきちんと言語化して伝えるカルチャーは、日本も学ぶべき。上司や親の背中を見て学ぶ、では伝え切れなくなった今の日本社会においては、尚更必要なのかもしれません。

授業の中身はもう少し詳しくお伝えしたいので、後日、書き加えます。



2011年9月9日金曜日

Sabana Cementerio サバナ墓地

さて、前回の「お葬式に出て考えたこと」の続き。ということで、せっかくなので日本の皆さんに「棚式」のお墓をお見せしたいと、職場の近くの公共墓地へ行ってきました。さすがにお墓の写真を撮るとなんて、不謹慎だから隠れて撮影しないとダメかな、なんて思っていたのですが・・・入り口の管理人さんに「写真を撮りたいのですが、中に入っても良いでしょうか?日本人にとっては珍しいのです・・・」と恐る恐る聞いてみると、「入って入って!私が案内してあげる!!」と大喜びで墓地内を案内して下さいました。。(汗 Pura Vida とはこのことです。。

この職場の隣の墓地は、実は、公共墓地と、その横に、Sabana Cementerio サバナ墓地という、歴代大統領や超お金持ちの人だけが入れる、いわゆる青山霊園のような墓地の2つから構成されていました。私は今回、後者の方の墓地に行ってきました。1つ1つが独立した形になっていて、その建造物?はそれぞれにかなり工夫をこらしています。中には小さいピラミッド+スフィンクスまであり、エジプトの方が亡くなった時のものだそうです。何でもありなのね。。
※通常の一般墓地では、ここまでゴテゴテのものは存在しません。
コスタリカの墓地を見学に行きたい方は、ぜひ?Sabana Cementerio をご利用下さい。

住所:Sabana Cementerio  Ave 10. y Calle 22-28
行き方:サンホセセントロを巡回している、その名も Sabana Cementerio のRoute02のバスにて。120₡



2011年9月7日水曜日

Funerales お葬式に出て考えたこと・・・

こちらの国で、大事な3人のお友達のお母様が亡くなる機会に遭遇しました。日本の感覚では「具合が悪くなった」と言われてからが長いので、「母の具合が悪くて…」と言われ「分かった、じゃあ再来週の週末にお見舞いに行くね。」と答えたのですが、ものの数日で亡くなってしまい、会うことができなかったということを三度も繰り返してしまいました。この「母が、今朝がた亡くなった・・・」と電話をもらった時の、”もっと早くに行っておけば良かった…”という気持ちは、表す言葉が見つかりません。後悔先に立たず、とは、このような時のためにある言葉なんだと知りました。医療レベルと、末期医療に対して支払える経済的能力が全く異なるため、ここでは「具合が悪くなった」=あともう少しで亡くなります、のケースが多いようです。いい加減、学習しました。次誰かに言われたら、即効行きます。もう後悔はしない。

結果、お葬式にも何度か参加させて頂きました。キリスト教カソリックのため、教会で行われ、棺を担いでお墓へ行きます。埋葬方法は、火葬ではなく土葬です。今まで私が参加した場では、土の中に埋めて土をかける、というものではなく、コンクリートでできた棚?のような2段・3段ある棚の空いている段へ棺をスルスルと入れて、その入り口をセメントでふさぐという方式でした。何とも、”中からまた出てくるのではないか”と考えるのは、自然な感覚だと思いました。マイケルジャクソンのスリラーの世界。

たまたま職場の役所から近くの公共墓地が見えるため、先日同僚たちと「そういえば、日本は火葬することが義務なんだけれど、この国では火葬は存在しない?」と聞いてみました。すると返って来た言葉は「高いからできない。」でした。次に返って来た言葉は「そんなの、耐えられないよ。。熱いじゃん。」
”高いから”と言うので、「もし、自分が死んだ時に、お金があったら火葬したい?」と聞いてみると「イヤだよ。熱いよ。痛いよ。」と亡くなった後も人間の感覚が残っているという考え方をしていることが分かりました。キリスト教の世界では、最後の審判までお墓の中で”待っている”ため、身体は焼かずにとっておくようですね。

死生観は国や人によって全く異なるものだなと、改めて思いました。でも、生きていることをどう捉えているか・考えているか、というのは、一緒に生活をしている上で根本的に大事なことなのではないかと思いました。勉強になりました。

2011年9月5日月曜日

Los coches de Bomberos 消防車

ある朝の通勤中、数台の各種消防車がずらり並んでいるのを見かけました。通りのバスが多過ぎて、全ての消防車を撮影することはできず残念。カッコ良かった!ですよ。しかも、どれも新品。ベンツ消防車にJeep消防車・・・外車ばかりで、すごいですね。。私は消防業界に詳しくないのですが、そういうものなのでしょうか?
前に書かれている「消防車」の文字は、ガラス戸に映った時に読めるようになのか、逆に書かれています。ここは救急車もそうです。

2011年9月2日金曜日

Las figuras de la Muni. 市役所入り口の像

毎日通っている市役所。見慣れてしまった景色に、面白味を感じなくなって来てしまっている今日このごろ。まずいな、と思いふと見てみると、入り口に可愛い鳩の像が置かれていました。Hacer la diferencia para un mundo mejor、「より良い世界のために違うことをする」なるメッセージが書かれています。
その横には、風鈴の木があって、実は金魚がぶら下がっています。そして、以前も紹介したピンクの牛さんが。
税金や公共料金の支払いに来た方を和ませるためなのか、サンホセ市役所の入り口は、ちょっと賑やかです。

住所:Ave.10, Barrio Sabana

 

2011年8月31日水曜日

Primera Graduación del PAEM 第1回PAEM卒業式

さて。去る8月4 日午後2時より、Primera Graduación del PAEM 第1回PAEM卒業式が行われました。サンホセ市長のJohnny Araya氏(←次期大統領候補と言われている。)、サンホセ市議会の女性委員会委員長、銀行関係者・省庁関係者・プロジェクトの先生方、その他プロジェクトに関係している人たちが一同に集まり、記念すべき会となりました。

2009年11月にこちらに来てからプロジェクトを組み立てて来る中で、プロジェクトの入り口と出口を明確化すること、「女性たちの流れを作ること」は、1つの大きなポイントでした。ようやく今回、誰の目に見ても分かる形で、出口の外に出すことができました。PAEM修了生としての”誇り”を加えて輩出できたことは、とても大きな意味を持っています。

明確な入り口と出口が無い限り、当たり前ですが、一定の人だけがそこに居て、去ることもなく、ずっとそこに居残ります。私が来た当初はその状態にあり、15名ほどの同じ顔ぶれの女性たちが、長い人は8年近くもの間関係を続けている状態にありました。”女性の経済自立・起業支援”を市役所サービスとして顧客(女性たち)に提供するためには、言葉の通り「自立」、ここを去って、自分の足で歩いて行ってもらわなければいけません。その仕組みを作る必要があります。そのためには、明確に背中を押すタイミング・機会が必要でした。それは、一体何をすればできるのだろう?「もう、あなたは大丈夫。十二分に教育を受けました。もう、自分の足で歩けます。後は、他の人たちにこの機会を提供しましょう。(自分達だけで独り占めするのではなく。)」

なるほど。それは”卒業式”ではないか、と。そうか。起業家卵の育成学校だ。

これは、客観的に見ると「そりゃそうでしょ。当たり前じゃないですか。」と単純明快なことのように言われてしまいそうですが、現場にとってはコロンブスの卵。 8年近くもの間ずっと一緒に居た15名との関係を整理して、新しい顧客(女性たち)の入りを作ることは、密着した関係を持つ人たちにとっては容易ではありません。そのため、この第1回目は痛みを伴うものだと思います。だからこそ、この仕事は外部から来た人がやった方が良い仕事だと思っていました。情が入っている限り、なかなかその部分はやりにくいですから。外者だからできる、構造改革、みたいなものでしょうか。

とはいえ、「状況を知らない人が突然やって来て、勝手なことを言っている。」と言われてしまえばそれまでですから、無造作に突き付けてるわけにもいかず。関係をぶち壊さず、傷つかずに離れていくには、「ここから去っていくことにこそ価値があること」を理解してもらわう必要がありました。でしたので、そぉー・・・っとそぉー・・・っと、作って来ました。その理解までに、1年半の時間を要したように思います。
ポイントは、誰の目から見ても、=以前から8年以上も関わっている女性たち、サービス提供者(市役所スタッフ)、新しく入ってきたい女性たち、その他関係者の誰から見ても、入り口から出口までのフローが明確に作られていること。「あ、このプロセスが終わったから、終わりなんだな。」と、誰もが納得できる実感です。
これは一度できてしまうと、後は比較的簡単。新しく入って来る人たちに「1年半で、このサービスを受けるのは終わりですよ。」と最初から明言できますから、流れが生まれれば後は流れに乗って行きます。

問題は、「そんなことは知らん。」と言えてしまう8年近く居る人たちを巣立たせること。私は彼女たちに「あなた達が受けて来たサービスは、ひとり占めできるものではありませんよね?他の人たちにもその機会を提供しましょう。これからは自分のマーケットは、自分の力で探せるようになりましょう。」と、女性課スタッフに対しても同じことを何十回何十回も言い続けて来ました。最初は、ブーイング・ゴーゴーでした(汗)。市役所側も仲の良い人たちとは離れたくありませんから、「彼女はずっと昔からの大事な人なのよ!」ということになります。「はい、大事です。でも、外には同サービスを必要としている人たちがもっともっと居ます。だからここは乗り越えられるよう、頑張りましょう。誰もが納得できるフローを作るから、ちょっと待っていてね。」


そんな思いを込めて輩出した、初の18名の卒業生たち。全ての過程を終了し、「自分は起業家卵です。これからは、自分達の力で頑張ります。」との自信と誇りを持って、サンホセ市長から直々に修了証書を受け取ることができ、何とも感無量でした。彼女たち18名は、今後PAEMプロジェクトのモデルになる存在。どんな成果を上げてくれるのか、これから楽しみです。
※早速ですが、彼女たち18名は協同組合を立ち上げることにしたようです。その法人を通じて、商品を常設販売できる店舗を確保したりすると言っていました。こういう自発的な動きが生まれることが、自立支援という仕事の何よりもの醍醐味です。「新しいチャレンジは、どんどんやってちょうだい!」ですね。

ということで、また新しいメンバーたちがどんどん入ってきます。こうして人の流れがしっかり生まれれば、プロジェクトは続くはず。後は、うまく流れてくれれば本望です。市役所では向こう4カ年で、800名の新規登録、200名の輩出を計画しています。これは今のスタッフ達で計画した、とても現実的な数字です。

2011年8月29日月曜日

Mujer Empresaria: ¡Esto no es un cuento! ヨーロッパ連合制作の女性起業家支援ビデオ

プロジェクトで良く活用している女性の経済自立支援に関するビデオ。このビデオは、私がサンホセ市役所で仕事を始めて、この業界の人たちに会いに回っていた2010年2月に出会った女性起業家支援向けの教材です。ヨーロッパ連合EUの出資で、コスタリカ国(サンホセ市の隣町、エスカス市役所女性課)とデンマーク国が、”起業のための教科書”を開発し、それに付属されていました。デンマーク国の支援は2006~2008年の3年間で、1年目に2名のエスカス市役所職員(コスタリカ人)をデンマークへ研修として招き、2年目にコスタリカへの帰国後デンマーク人も入って共に教材(テキストと映像)を開発、3年目にその教材で100名の市内女性起業家へ研修を実施、というものだったそう。2008年にプロジェクトは終了していたので、私がエスカス市役所女性課の方とお話をした時は「もう終わっちゃったのよー」と言っていましたが、その100名の中からコスタリカを代表するような1名の女性起業家(ごみリサイクル事業)が生まれていることで、全国女性課の間で話題になっていました。

このビデオが、とても良くできている。最初に見た時、びっくりしたと同時に「これは使える!」と思いました。こちらはサンホセ市役所・日本国の支援ですが、あんまり良くできているので私の独断で、新しく登録に来る女性たちに必ず見せるようにしています。他国の支援で作ったものを再活用する、も、ありでしょ?と思って。せっかく作ったんだから有効活用しなくちゃ、もったいないです。

「コスタリカ国を支援しているのは、日本だけじゃないんだよね。。」と、当たり前となのですが、国際的な支援を数多く受けているこの国の中で、どのように日本としてのインパクトを出していくべきなのか、を考えるきっかけとなった、私にとっても大事な映像でした。何より私もこの「女性起業家10のステップ」、とても勉強になりました。


▼Proyecto Común URB-AL/R5-B5-03
Mujer Empresaria:¡Esto no es un cuento!
女性起業家:これは物語ではありません!(26分間)
Copyrights la Unión Europea,Diamarca y la OFIM de La Municipalidad de Escazu

*すみません、アップロードができませんでした。データ用空き容量が足りないようです。しばらくお待ちください。

 ※プロジェクト概要冊子とビデオCD

2011年8月26日金曜日

Casa927 カサ927 オシャレな女性セレクトショップオープン!

Barrio Amon地区に、女性の中小企業家向けオシャレなセレクトショップがオープンしました。Banco Nacional (Banca Mujer) の出資で、可愛い一軒家を改装したもの。中には天井の高いレストランも併設されています。素敵なおうちで、いかにも多くの外国人たちが集まりそうなデザインです。
去る8月10日そのセレモニーが行われ、ご招待を受け行ってきました。オープニングセレモニーの盛り上がりぶりは、すごかった!私まで大興奮。女性たちのエネルギーに満ち溢れていて、経済産業大臣から錚々たるメンバーが列席。この国、経済産業大臣も女性なんですね・・・、驚きました。
各部屋ごとにお店になっていて、最初の出展者(先発メンバー?)にうちのPAEMプロジェクト出身者も3名選ばれました。嬉しいです。なお、参加女性たちは基本的に1週間ごとに入れ換わります。1週間の売上結果により、継続出店できるかどうかが決まるという、結構シビアなもの。それでも、こんなオシャレなセレクトショップに自分の販売スペースを持ってるというのは、女性たちにとって大きなモチベーションになりますよね。いよいよ、フェリア脱却の(青空市場のみで販売することを脱する)機会が目の前に現れました。
是非、お買い物にお出かけください。コスタリカ土産は、Multiplazaで買うより、こちらで買いましょう。おススメします。女性たちの経済自立は、直接国の産業を盛り上げます。こういう小さい国ならでの動きのサイズ感覚は、気持ちが良いですよね。

住所:Calle 3 y Avenida 11 en Barrio Amón, Casa esquinera neoclásica color blanco a mano izquierda
Webサイト:Casa927












2011年8月24日水曜日

Café Britt Tour de Café コーヒーツアー

すみません、更新遅れました。元気です♪ また戻ります。

さて、以前もご紹介したコスタリカを代表するコーヒーブランドCafé Brittチョコレートも有名ですが、San Joséからほど近いHerediaという町では Café Britt Tour de Café コーヒーツアーに参加することができます。
私はこのツアーに参加するまで、てっきり Britt 自体が独自農園を持っていて、販売を独占しているのだと思っていましたが、違いました。Brittはブランドのみで、コスタリカ国内にある1,000件以上の小コーヒー農園を束ね、各農家さんから手摘みのコーヒーを買い上げいるという優れモノ。それなら安心。コーヒーツアーに参加すると、1時間半程度の楽しい劇?を見ることができます。コーヒーの歴史、積み方、製造方法等々、楽しく解説してくれます。
Herediaのこのお店に直接行く何よりもの特典は、日本への送料込で非常に安く買えること。340gのコーヒーまたはチョコレートの、10個パック、20個パック、25個パックがあります。安さの秘密は、「米国Miamiに工場があり、そこから直送することができるから」だそうです。

Café Britt:Webサイト
コーヒーツアー: 予約サイト
料金:20$(ランチ、交通費抜き)、39$(ランチ込み)
コーヒーパック:340gのオーガニック25個パック・日本までの送料込 $209
※私が発送した分、1週間で日本まで届きました