2011年2月28日月曜日

Casa Luisa 隠れ家スペイン料理店

本当は教えたくないのだけれど・・・というセリフがぴったりの、お気に入りのスペイン料理店。市役所の裏側、ちょっとした高級住宅街の中にあります。Luisaさんというスペイン人の方のお店で、全てピュア・バージン・オリーブオイルを使用(揚げものも!)した、こだわり料理が自慢です。サラダを頼むとオイルを選ぶことができるので、お好みに合わせて。スペインワインも美味しい。値段は正直ちょっと高めですが、ここはソファー席があるので、食事の後にゆっくりお酒を飲めるのが良いです。ということで、気がつくと常連。。ここに来るお客さんも面白いですよ。そうそう。去年までサンホセ市役所副市長で、現在INAMU(国立女性研究所)の所長をしているMaureen氏も常連さんです。
※夜のお料理が暗くて写真に写らなかったので、また次回。

住所:市役所近くの住宅街の中
営業時間:Mon.-Fri. 9am-11pm、 Sat.予約客のみ










2011年2月25日金曜日

Carreta カレッタ(伝統的な牛車)

お土産屋さんで良く見る Carreta カレッタ(伝統的な牛車)。コスタリカの綺麗な装飾がなされています。この牛車は19世紀中頃から、コスタリカの中央渓谷から山々を越えて2週間かけ、太平洋側までコーヒー豆を搬送するための移動に使われていました。牛車に塗装や装飾を施す習慣が始まったのは、20世紀初頭と言われています。元々は各地域にそれぞれ固有のデザインがあり、「車輪に塗装された模様を見れば御者の出身地がわかる」というものだったそうです。花や人の顔、さらには小さな風景画などが書かれていました。素晴らしい作品の作者を表彰するためのコンテストが年に1回開催され、それは現在も続いているそうです。しかし、輸送手段としての牛車は今はほとんど使われておらず、現在は装飾用工芸品が主です。そのため、牛車の製造と装飾の訓練を受けた職人の数は、ここ数十年で急速に減少しています。
そのカレッタが実際に使われている場面に出会いました。なかなか観ることができないので、ご紹介します。本当に使われていたんですね。なかなか迫力がありました。

Carreta説明:WikiPedia詳細の映像  Carreta画像検索:検索結果






2011年2月23日水曜日

Banco Popular 開発部ともアライアンス

本日は、少しお仕事のこと。こちらで進めている市役所女性課における女性の経済自立支援プロジェクト。以前、Banca Mujer 女性銀行 (Banco Nacionalの開発部)とのアライアンスについて少しご紹介しましたが、国内のもう一つの大きな銀行、オレンジがカンパニーカラーの Banco Popular 開発部とも連携が始まりました。
今回の連携は、”銀行員が直接教える!ビジネスプラン作成講座”で、週に1回4時間づつ6週間に渡り計24時間の講義を行います。参加できる対象者は女性のみで、市民のシングルマザー・女性世帯主(jefa de hogar)・教育レベルの低い方々。経営学部4年生の大学生が最終単位を取得するためにインターンシップとして参加していて、女性たちに付き添いプラン作成を細かくフォローします。今回はパイロットプランなので限定10名に実施していますが、上手くいけば、引き続き毎6週間ごとに10名づつの講義を継続する予定です。この女性たち、以前ご紹介した”フェリア”で手作り商品を販売している彼女たちです。しかもこのクラスが、想像以上にしっかりした講義クラスで私も驚いています。宿題もたくさん出るので、大変です。Banco Popular はその名前の通り、大企業向けだけではなく中小企業(特にナノカンパニー)の支援を行っている銀行で、「コミュニティー」の概念をものすごく大事にしていて、Banco Nacional (Banca Mujer)より市民に近い視点で考えているように感じます。実際、クレジットの問題でBanca Mujerクラスに参加できなかった数名が、こちらのクラスに参加できています。
女性課に登録している女性ナノカンパニー者数が、私がここに来た当初は30名弱だったところ、今や250名に達しようとしています。そのため、どう「面」展開していくか・継続するシステムを作るかを考えていました。両行それぞれの性格が出ていて、良い感じです。いずれにせよつくづく感じるのが、こちらの銀行員の皆さんが本当に優しいこと。しかも対象がシングルマザーや教育レベルの低い方々なのですから、これは日本に無いよなぁ・・・と毎日思いながら仕事をしています。それに、彼女たちの勉強熱心なこと!”食べていかなくちゃいけない”という状況は、こういう世界を作るんですね。以前も書きましたが、この国は国民の80%以上が貯金をし「ない」ので、銀行にとっては、何であれ自分で事業を行っていこうという姿勢を持っている人を全面に応援してくれます。
私にとっては相変わらず、うってつけのスペイン語クラス。本当にこの領域の単語ばかりが増えてしまって、他領域の言葉をどうやって覚えるか、ほんと考えないと。。。(汗・笑

Banco Popular 開発部: Webサイト



2011年2月21日月曜日

Café Studío スタジオカフェ

市役所のそばにある、ちょっとしたカフェ。小さな中庭もあり、少し暗めの場所なのでゆっくりできます。一息つきたい時に。オーナー夫婦が居て、私はカフェしかしたことがないのですが、手作りのランチも美味しそうです。奥にはテラス席もあります。コスタリカでは珍しく、無線LANの「無い」カフェです。

住所:Ave2-Paseo Colón y Calle 40, 50m sur de Paseo Colón, San José
営業時間:Mon.-Fri. 8:00am-5:00pm






2011年2月18日金曜日

The Met Live in HD (el Metropolitan Opera de Nueva York)  N.Y.メトロポリタン歌劇場 最新オペラのライブ配信

「San Joséでオペラを見るには?」 いくつか試した結果、結局ここに落ち着きました。 El Teatro Eugene O’Neill で行われている The Met Live in HD。これは、あのオペラハウス N.Y.メトロポリタン歌劇場の最新オペラを、世界のスクリーンにライブ配信する、という世界規模のプロジェクトです。そのため、生のオペラ公演ではありません。ある意味、すごいです。2010-2011年シーズンは、世界46か国に配信されているそうです。
ライブ配信とは言っても、高画質のHD映像・MET技術を駆使した臨場感溢れるカメラワークに最新音響設備で楽しむことができます。コスタリカでは CCCN (Centro Cultural Costarricense Norteamericano) が行っていて、その併設劇場 El Teatro Eugene O’Neill で観ることができます。毎年行われているようですので、来年以降も続くものと思われます。詳細は下記Webサイトにて確認してください。
(日本では松竹が行っていて、METライブビューイングという名前で上映されているようです。ただし日本では時差の関係上ライブ上映ではなく、収録されたもの。)

ということで、前から気になっていた作品「Nixon in China」を見てきました。すっごい。びっくり。今から25年前にJohn Coolidge Adams氏とそのハーバード大学出身3名のブレインチームによって生み出された作品で、ニクソン大統領が中国を突撃訪問して米中関係が大きく変化した歴史的事実を題材としたものです。(私はその頃のことを全く覚えていませんが・・・。)「事実だけではなく、その歴史的な登場人物の心情を描こうとした」と新聞で読みました。オペラがこういうものを表現していく媒体になるとは・・・。何気に感動もので、身入ってしまいました。それに音楽がすごい。なお、この作品には日本人バレエダンサーも数名登場しています。素晴らしいバレエを披露していたのですが、何分ここはコスタリカ。作品が作品なだけに、観客の目には間違いなく中国人と映っているのだろうなと感じ、残念だなぁと思いました。
2011年現在、コスタリカに来ている生のオペラ公演はまだ圧倒的に数が少ないように思います。以前、Teatro Nacionalでの公演を見たのですが、ごめんなさい・・・その時は「これではプッチーニが泣きます。。」と思ってしまいました。やっぱり見るなら一流の作品が見たい。とはいえ、生のオペラ公演はここでは今は難しい。であれば、せっかく中米に来たのですから、N.Y.メトロポリタン歌劇場をライブ配信で見ましょう。今回も結構多くの人が観に来ていて、席は7-8割ほど埋まっていました。
※下記、ライブではなく映像配信の場合もあるそうです。詳細は直接聞いて下さい。

El Teatro Eugene O’Neill 住所:
150 norte Gasolinera La Favorita, en San Pedro de Montes de Oca (CCCNに併設) Webサイト
料金:一般35$、CCCNの学生30$
The MET詳細スケジュール:Webサイト

▼2010-2011シーズン 演目一覧 
※コスタリカSan Joséで行われているThe METは、生のオペラ公演ではなく、メトロポリタン歌劇場で行われている最新オペラ公演のライブ配信・スクリーン放映です。
2010.10.09 <終了> Das Rheingold /ラインの黄金(ワーグナー)
2010.10.23 <終了> Boris Godunov /ボリス・ゴドノフ(ムソルグスキー)
2010.11.13 <終了> Don Pasquale /ドン・パスクワーレ(ドニゼッティ)
2010.12.11 <終了> Don Carlo /ドン・カルロ(ヴェルディ)
2011.01.08 <終了> La Fanciulla del West /西部の娘(プッチーニ)
2011.02.12 <終了> Nixon in China /中国のニクソン(アダムズ)
2011.02.26 12:00pm Iphigénic en Tauride /タウリスのイフィゲニア(グルック)
2011.03.19 11:00am Lucia di Lammermoor /ランメルモールのルチア(ドニゼッティ)
2011.04.09 11:00am Le Comte Ory /オリー伯爵(ロッシーニ)
2011.04.23 11:00am Capriccio /カプリッチョ(R.シュトラウス)
2011.04.30 11:00am Il Trovatore /イル・トロヴァトーレ(ベルディー)
2011.05.14 10:00am Die Walküre /ワルキューレ(ワーグナー)




2011年2月16日水曜日

Colegio Superior de Señoritas 高等女子学校

San Joséの中心地に、歴史のある Colegio Superior de Señoritas 高等女子学校があります。セニョリータです。1888年1月工事が完了した建物で、1893年から女学校として利用されて来ました。今から118年前です。その頃はこの国の教育改革が行われていた時代で、1885年に成立した法律に基づきこの学校が建設されました。この建物は、当時社会的に著名で経済的にも裕福な家の生まれのLesmes Jiménez Bonefil氏のデザインとのこと。中には入れないのですが市役所の説明によると、建物の中心には構造上最も重要な役割を司るパティオがあるそうです。エンジェルの居る星型の噴水、見てみたい。
この建物がこの度大改装を終えて、15日に1.100名の女子学生と始業式を迎えました。かなり大きな大工事だったようで、新聞の一面にも大きく載りました。建物も黄色く塗りなおされ、少し可愛くなりました。(下の方の写真は、改装前の建物。)

住所:Ave.4-6 y Calle3-5, 200m sur del Teatro Nacional, San José
大工事+始業式ニュース:Webサイト








2011年2月14日月曜日

helado 手作りフルーツアイス

東京では雪が降っているようですが、こちらの2月は乾季で1年で最も晴れる気持ちの良い季節です。「夏」と呼ばれる季節。フルーツには(少しだけ)季節性があり、この時期はマンゴーとメロンが美味しいです。
暑いので、アイスが食べたくなります。先日、「コスタリカはどの家でも、各家庭で自家製フルーツジュースを作って冷蔵庫にストックしておく」、ということをお伝えしましたが、そのアイスバージョンもあります。プラスチックのカップに入れて、冷凍庫で固めたもの。簡単すぎるけれど、無添加・無香料・防腐剤未使用ですから、身体に良いです。私は以下の mora con leche (木イチゴと練乳ミルク)が好き。職場の市役所隣にある市場の、フルーツ・アイス屋の屋台で売っているので、よくランチの後に買いに行きます。以下はうちの秘書。嬉しそう。
※一番下は、家で飲んでいる自家製フルーツジュース。

アイス:1個 300₡ (0.6$、50円程)
味:木イチゴと練乳ミルク、ココナッツ、ミックスフルーツ、グアジャバ、キゥイ 等、その時によって。
住所: Mercado Ave.10, a lado de la Municipalidad de San José
営業時間: 平日午後1時半まで。









2011年2月11日金曜日

Volver a escuela 小学校の新年度始業式

昨日2月10日は小学校の新年度始業式。女性課の課長と秘書も、2人の子どもを育てるシングルマザーで(父親は両方違います。これ、この国では普通。)、小学校の付き添いのため仕事はお休み。この時期、至るところにVolver a escuela (Back to school)の表記とともに、ノートを主とした文房具品や学校生活に必要なものが販売されています。このVolver a escuelaで「わぁ!カワイイ♡」と目に止まってしまったのが、下記の髪飾り。すみません、こんな物に反応して。。ここの公立小学校の制服は全てではありませんが、白のブラウスに紺のパンツまたはスカートが基本。それに合わせた、白・紺の髪飾りです。こんなにたくさんあったら、毎朝鏡に向かうのが楽しいですね。小学生もオシャレは念入りにしなくっちゃ。
一見同じ紺色の靴下も、いろいろな種類(質・長さ・デザイン)が用意されていました。
全く余談ですが、市役所秘書たちの制服も2011年用に新しくされて、毎曜日ごとに決まっているのですが、木曜日が白のブラウスに紺のパンツ(+紺地のデザインスカーフ)なんですね。それを秘書たちが”小学生ユニフォーム”と呼んでいます。月曜日は”高校生”で、火曜日と水曜日は”OL”なのだそうです。。

製造元Almar Sales:スクールユニフォーム用Webサイト