コスタリカの東大、Universidad de Costa Rica コスタリカ大学。UCR、ウー・セー・エレと呼びます。市内の少し外れSan Pedroにあり、大きな大学です。入口あたりの写真しか撮れませんでしたが、中は相当に広いようです。文学部、法学部、経済学部はもとより、医学部、歯学部、芸術学部などの総合大学。外国人留学生も多々受け入れていて、日本人の卒業生も居るようです。コスタリカは教育が進んでいるので、充実した大学施設なのだと思います。
私は日本に住んでいる間、今までの仕事の経験から、学歴はそこまで重要ではないと感じていました。実力主義とは、学歴と関係のない世界での競争を言うのだと思っていました。しかしそれは、日本のように希望者全員が大学に入れるような社会だから、言えることなのかもしれません。海外で仕事を始めて、学歴というものがどれほど人生に大きく影響するものか知りました。学歴があるということは”勉強ができる”というだけでなく、ある程度の経済的な力があることも示すことを学びました。学校を出ていなければ、仕事上で役職に就くことは不可能。お行儀の悪い作法や、みっともない出で立ちの人は、「educated でない(教育を受けていない)」と表現されます。裏を返せば、学卒であっても Licenciado ”学士様” 扱い。このことは、私にとって新しい世界でした。なんだか明治時代みたいです。
私の大学院時代の恩師は、「これからはDouble Majour、Triple Majorの時代だあ!」と当時から言っていましたが、それは先進国だから言える発想なのかもしれません。お金と時間がなければ、そんなに勉強に時間はかけれません。ここでは学士を1つ持っているだけで十分。大学に行ける人の方が少ないのですから。例えば、心理学部を卒業すれば、立派な心理学者のひとりとして扱われます。つまり、責任も重大です。
コスタリカ大学:Webサイト、入学案内(admission office)