2010年4月21日水曜日

Estación del Ferrocarril 鉄道駅

コスタリカにも電車、鉄道路線が一応あります。ただしあまり便は良くなく、隣国パナマやニカラグアへは行けません。San José市中心に1908年建立の駅があり、現在は主に通勤列車としてSan José-San Pedro間(4km)・San José-Pavas間(6km)が使われています。元々は1870年代、国内で生産したバナナとコーヒーを、輸出のために太平洋・大西洋(カリブ海)両岸へ運ぶために作られたと聞きました。1995年に経営悪化(と地震)のため運行停止、昨年2009年秋より運転が再開されました。
当時の建物をそのまま使っているのでボロボロ、列車は真っ黒な排気を撒き散らしながら走るため大変にケムイです。日本ならすぐに建替え・買替えでしょう。特に鉄道なんて公共事業なのですから。でもコスタリカはそういう場所(建設費)にお金をあまりかけません。これは至るところで感じることで、基本的に建物はボロボロでも「雨に濡れなきゃ良いでしょ」の感覚でそのままで使っています。でも、市民の健康のために列車は早く新型に替えた方が良いと思うな…。
この鉄道会社は常々酷い経営難と聞いていますが、建物・列車を一式替えたら、利用者が一気に増えて経営改善では?と思っているのは、私だけでないはず。。日本の鉄道会社が円借款を活用したプランを提案したら、あっさり通る気がします。他の交通機関も大して発達していないし、通勤時間のバス・車の渋滞もひどいから。

さて、ご紹介の写真。夕立直後だったので少し暗いですが、最後の写真に虹が映りました♪