夏期休暇を頂き、隣の国Nicaraguaに来ています。San José情報は少しお休み中。
ニカラグアの古都Granadaに居ます。ここでも驚かされました。1524年、最初にスペインが入植した際に造られた街で、植民地当時の建物を殆どそのまま使っています。(と同時に、貧しくて建て替えられないのだろうな…。)使い続けているからか保存状態も良く、「今は21世紀?だったよね?」と確認したくなる瞬間が多々。中米の、しかも世界で指折りの最貧国と言われる国に、中世ヨーロッパがそのまま残っているなんて、誰が想像できるでしょう?
私の宿La casa La Mercedは150年前に建てられた旧家で、中に入った途端、本気でイタリアのフィレンツェ・サンマルコ寺院を思い出しました。建築様式が同じです。しかもこの宿だけではなく、Granadaに有る建物はほとんど全てがこの様式。回廊、中庭、噴水…。街は赤瓦に石畳、馬車が普通に走っています。教会からはガランガランと鐘の音。「ここは…どこだっけ?」
朝食時におしゃべりをしていて初めて知ったのですが、宿の経営者はイタリア人。生活拠点は実はコスタリカSan Joséに置いていて、2週間づつ娘と交代でここに来ているそうです。前述のeco-lodgeもそうですが、欧州人のお金の使い方には、頭が下がるし勉強になります。ちなみに購入ではなく借家とのこと。「高すぎて買えないよ!」。所有はしてない。けれど、こういう形で歴史的建造物を皆で代々護っていく。こんな手法もあるのか…と思いました。何より、イタリアから縁遭ってこの地にやってきて、普通にホテル経営をしている。それが、歴史的建造物の保護になっていて、且つ、きちんと継続する仕組みも持っている。きっとこの方が30~40年担って、代が終わったら別の方が自然と引き継いで…と、続いていくのでしょうね。150年ならこの方は4代目でしょうか。私はそういう部分に感心してしまうのです。なるほどねぇ…。京都の町屋等も、このような形で保護されているのかな。
「回廊や中庭など、イタリアの建築様式そのままですね。」と聞いたら、「これはイタリア様式というより、ローマ様式の建築。スペイン人が建てたものだよ。」と教えてくれました。
La casa de Merced Webサイト
全く関係ありませんが、久しぶりに朝Ashutanga Yogaをしました。なぜかこの街、Ashutanga流行ってます。外国人が多いからでしょうか…。お陰で全身筋肉痛。。
Pure Natural Heath (Gym & Yoga Studio) Webサイト