Parque Morazan モラサン公園の前に、ピンク色をしたひときわ目立つ建物Edificio Metálicoがあります。その名のごとく、金属製の建物です。1890年に建築家Charles Thirioが組み立て式に設計し、初めベルギーで建造されました。その後1892年コスタリカへ輸送、1896年に組み立てが終了しました。その時代にベルギーからわざわざ運んでくるとは・・・、すごいですね。ちょうどTeatro Nacional 国立劇場が建設されたのが1890年ですから、同じ時期です。輸送費は当時のお金で340.000フランとのこと。コスタリカ政府は当時の「鉄の革命」に影響を受け、建物を購入しました。当時流行していた「鉄と金属を活用した作品」で、その時代を象徴する有名な歴史的建造物なのだそうです。パリのエッフェル塔も同時代の代表的な作品とか。(ということはこの建物、叩いたら「カーン」とか良い音がするのかしら?)
輸送以来コスタリカでは、800名を収容する小学校として活用していました。学校の名前はEscuela Buenaventura Corrales。直訳すると「幸運が寄せ集められる学校」。その時代では、きっと由緒正しい学校だったのでしょうね。今はEscuela de Mujeresと書かれているので、女学校になっているのでしょうか。中に入れないため分かりませんが、市役所が保管・管轄しているので、機会を見て聞いておきます。
住所:Ave.5 - Calle 7, enfrente de Parque Morazan, Barrio El Carmen
紹介サイト:Webサイト (以前はクリーム色だったんですね)